●人生を変えるキッカケコトバ●

  前沢しんじ 2017年5月19日(金) 〔第1227号〕

 

『一歩だけ、ふみ出す』  

 

●いま若い友人が悩んでいて、相談にのっている。

ほんとうに深く困ったとき言葉は無力だ。しかし

なにかのきっかけにはなる。

 

なんかひとつだけ伝えたいことを考えていて、

「一歩だけ、ふみ出す」ということを思った。

僕も通って来た道だ。「一歩ふみ出せるくらいなら、

とっくにそうしている」と言いたいのはわかる。

自分もそうだったからね。

 

でもやはり言わなきゃならんし、

どっちみち動き始めきゃならんのは自分だ。

 

小さな一歩でいい。

全然無理のない一歩でいい。

自分だけの力でなくてもいい。周りの助けや、場合に

よっては医師などの専門家あるいは薬の力も借りよう。

 

たぶん今の君は、ぼくがかつてそうであったように、

頭で考えたことだけで完結している。想像だけで終了

まで行ってしまう。想像というのは時空を自在に超え

るから却って始末が悪い。果てしなく考えてしまうか

らね。

 

やってみたらぜんぜん大したこともないのに、勝手に

作った壁が大きな山のように立ちはだかっている。

現在の自分の知識や先入観を作っているのは、それが

本から吸収したものにしろ、聞いたことにしろ、すべ

て、他人が「私はこう思う」と言ったものにすぎない。

 
それを否定せよとは決して言えない。何ごとも否定な

どしようがないからね。ただそれのみに集中して拘る

と本来の自分が見えなくなる。僕自身が何度も失敗し

た経験がある。

 
だから少しのあいだ、いまの自分の考えを引きだしに

大切にしまっておいて、すこし遠くを見てほしい。

公園に作られた迷路は、前や後ろを見ると生垣の壁ば

っかりだが、上を見ると空が広がっている。視線を上

げると新しい景色が見えるかもね。

 
自分が今抱えている問題の答えは、誰しも自分の頭の

中にすでにあるもの。

 
その扉を開きたいね。

 
一歩さえ出すことができれば・・

 
一歩ふみ出せば何かが動く。

 
地に足のついた一歩は、じつに緩やかなものなのだよ。

 

 

 

いま君が想像しているよりもずっと。

 

 
  

■人生を変えるキッカケコトバ《バラエティ人生論》
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