季節

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●人生を変えるキッカケコトバ●
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前沢しんじ 2016年5月13日(金) 〔第1175号〕

 

『季節』

●若いころには見えなかった小さなよろこびが、この
年になると鮮やかに見えてくる。

 

若いころには感じなかった思いが年を重ねると厚みを
増してくる。

 

五月晴れ。
いい天気だという、それだけのことなのにもったいな
いほどだ。

 
こいのぼりが風に泳いでいる。

 
小さい頃じいさんがこの時期になると、押し入れの立
派な箱(?)の中から出してきて、道路の向かいの畑
に屹立した長い竹に毎日それを取り付けてくれた。

 

初孫のために毎年恒例で行うこの時期の毎日の儀式は、
小さな本人にとっては別段うれしくもない。
それがいま、よその家にそよぐ鯉のぼりを見るだけで
うれしい気分になる。
なんなんだろね。

 

 

●もうじきやってくる夏。
暑い日差しのなか、木陰に入った時の涼しさ。風でも
流れてくれば幸甚というものだ。
こんな感覚は小さい頃にはまったく縁がなかったもの。
遊んで家にかえってアイスクリームを食う、そんな即
物的なことがよろこびだった。

いまでは木陰の涼しさがアイスクリームを上回る。
すごいね、年を食うって。

 

 

●秋には田園の風景に癒され、冬にはこたつの幸せを
かみしめる。ただ季節の移ろいだけでこんなにも豊か
な味わいを楽しめる。

 
●幸せはいまここに存在している。

 
目を凝らして耳を澄ませて、気持ちをゆるやかにして、

じっと感じてみることにする。

 

 

 

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