チエちゃんのおじいちゃんのお酒

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    ●人生を変えるキッカケコトバ
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  前沢しんじ 2016年3月4日(金) 〔第1165号〕





『チエちゃんのおじいちゃんのお酒』





●僕は酒が好きで、夏はビール、冬は日本酒、春と秋
はウィスキーとオールラウンドプレーヤーであります。



高校生のころから働いていたので、付き合いで?飲ん
だウィスキーに、こんなうまいもんがあるんか!!と
思った時がお酒様とのつきあいの初めだった。



日本酒は大学生のころ仕事の付き合い!で飲んで地酒
のおいしさにやられました。
知り合いに実家が造り酒屋の人がいて、そこの酒が甘
くてやさしくて、あまりのおいしさに一升飲んでしま
ったこともあった。



そのとき初めて二日酔いというものを体験したのだった。
それ以来二日酔いしたことはあと一回だけ。その時は取
引先の忘年会で、あまりのうまさに銚子を並べてみたら
16本あったから、この時も1升くらい。
リミットはそこらへんみたいです。



情緒があってコクがあってしみじみ飲める日本酒、そ
れもアツアツの熱燗が堪りません。



冬の夕暮れが迫ると2合入りの網目の銚子に、伊勢で
買ったごつごつの武骨なぐい飲みが脳裏をよぎる。い
や、よぎるどころか脳の中がそれでいっぱいになる。









・・・・



 

 

あっ、いつものように、本題を忘れていた。
僕には日本酒の師匠がいることを書きたかった。
末っ子の同級生のチエちゃんのおじいちゃん。

 

その昔、もう20年以上も前のこと。チエちゃんのおじ
いちゃんと正月に酒を飲む機会があった。
たくさん飲むわけじゃない。銚子2本ほどをゆっくり、
じっくり、飲む。



ニコニコ頬を赤らめて、飲ませて頂きますと酒に話す
ように、お猪口を口に運ぶ。いや、お猪口を口に寄せ
るでなく口から近づいてゆく。



ちょっと首をふりつつ、目をつむって。ぐいっと呑み
ほして息をゆっくり吸う、吐く。
酒は飲んだ余韻が旨いことを知る。





一幅の絵。達人





寡黙ながら、愛妻のおのろけをぽつり。。
仕事から帰ったら、いつも銚子2本を「かあちゃん」と
飲むんだと。



 

 

ぽつり、ぽつり。

ぽつり、ぽつり。







そんな酒飲みになりたいと思った。









なっていた。











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